私たち『ふくしまキャンプ』代表の木村真三とウクライナ避難民ルバン・オリガさんが、6/4愛媛県鬼北町で講演を行いました。
「歴史から見るウクライナとロシア」
獨協医学大学 国際疫学研究室 福島分室長
木村真三
『ウクライナとロシアを語る上で、重要になってくるのかキーウ大公国(ウクライナ語ではキィーイヴ・ルーシィカ)と呼ばれる国が9世紀後半に建国されたことに始まります。
キーウ大公国が実質上滅ぶのが13 世紀後半のモンゴル軍の侵入によって崩壊し、ルーシの中心はモスクワに移りました。
14世紀にはウクライナの大部分はリトアニア大公国、後にポーランドの支配下に入った経緯があります。
こうして、ロシアの語源となるルーシの取り扱いについてロシアとウクライナの主導権争いが歴史的にありますが、勝者の歴史が語られることがほとんどであり、現在のロシアとウクライナの関係をより複雑にしています。
一方、ロシアとウクライナの戦争は8年前から始まっているとも言えます。
それはロシアによるクリミア半島の強制的な併合に始まり、ロシア側が主張する民族主義者から 親ロ派の人々を守るための進軍に繋がってきます。』
… 木村は22年間で約70回渡航したウクライナの人々との交流、エピソードを交えながらお話しをさせていただきました。
ご清聴頂いた愛媛県の皆さま、鬼北町の皆さまには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

